
こんにちは、倉田です。
カロリーゼロと表記された商品はたくさんありますが、今までは「カロリーゼロでも太る!」というのは良く言われていましたが、これが科学的に否定されたことが判明。
ということで、人工甘味料についての話題を中心に、「カロリーゼロって太らないの?」「人工甘味料は太りやすくなる?」という疑問にお答えしていきます。
【朗報】「カロリーゼロは太る」が科学的データで否定される
結論を言うと、カロリーゼロの甘味料だと体重や総摂取カロリーが減ることが判明しているので、太ることはなく、むしろダイエットに役立つという結果になっています。驚きですね。
実際のデータ
2015年にブリストル大学の論文にて発表された内容で、228件の人体実験および90件の動物実験データを統計的レビューしたものです。(※関連)
このメタ分析で、以下のことが判明しました。
- カロリーゼロの甘味料は水よりもダイエットに効果的
- 体重と総摂取カロリーの両方が減った
- カロリーゼロで太るというのは、何ら根拠が無い
大規模な統計的レビューの結果、「カロリーゼロでも太る←これは間違い」という回答が導き出されたわけです。
過去に行われた実験データを選別し、結論を出す研究方法なので、科学的根拠として信頼度が非常に高いです。
ということで結論が出ているので、今後「ゼロカロリーでも太る」って言っている医者やアドバイザーがいれば、全部根拠のないウソってことになりますね。
ゼロカロリーはガンガン飲みましょう!…と言いたいところですが、それ以外のデメリットがでかいので、飲まないことをオススメします。
人工甘味料のデメリット3つ
カロリーゼロにも使われている人工甘味料には以下のデメリットがあります。
- ホルモンバランスが崩れる可能性
- 腸内環境が荒れる
- 一部人工甘味料で、インスリンが大量分泌される作用がある(糖尿病リスク上昇)
実際のデータ
これに関してはいくつかデータもありまして、信憑性も高い内容となっています。
- 2012年:マウス実験にて、非栄養性の甘味料を摂らせたところ、食事量を変えてなくても肥満になってしまった(※関連)
- 2010年:人を対象とした実験、人工甘味料は「グルカゴン」の分泌がうまくいかなくなる、腸内環境の悪化を示す(※関連)
- 1987年:人工甘味料がインスリン抵抗性を上げるきっかけとなり、糖尿病リスクが上昇することが判明(※関連)
上記のような感じです。
糖尿病リスクが上昇するということはなんとなく理解はできますが、ホルモンバランスの崩壊や腸内環境の悪化にも繋がるというのは驚き。
インスリンが大量分泌される仕組みについて
ちなみにインスリンが大量分泌されるという仕組みは以下の通り。
- 人工甘味料が舌にある甘味センサーを刺激し、脳へ伝達
- 脳が「血糖値が上昇したと勘違い」してインスリンの分泌を開始
- 血液中のインスリンが使われず無駄になるため、インスリン抵抗性が上昇する
- 糖尿病リスク上昇
という感じです。
結論:ゼロカロリーはダイエット関係なく、避けよう
ゼロカロリーはたしかに太る作用としての根拠はなく、むしろ水よりもダイエット効果が高いことが確認されたもの、それ以外のデメリットが多すぎるので、結局は避けたほうが無難です。
また、人工甘味料は食事報酬を狂わせることも確認されていますので、食べすぎに繋がるかもしれません。砂糖とかも同じですね。
砂糖よりはマシですが、それでも「ホルモンバランスが崩れる」、「腸内環境が荒れる」というのは良いことではないので、できるだけ避けるようにして、お茶やコーヒー、水などで調整していきましょう。