やる気が出ない時は他人を利用しろ!シカゴ大学の実験で明らかに

モチベーション ライフスタイル

やる気が出ないというのは、誰もが何度も経験する悩み。

ただ、やる気なんてサクッと上がるものでも無いので、自然と湧いてくるまで待つか…なんて思う方も多いと思いますが、シカゴ大学にて「やる気アップする方法」が科学的に研究されてました!

この記事では、その研究内容を深堀りし、考察していきます。

ちなみにダイエットなどのモチベーション維持などは、過去にまとめた記事がありますので、以下を御覧ください。

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1.やる気が出ない時は他人を利用しろ!

1.やる気が出ない時は他人を利用しろ!

他人を利用するとやる気が出る!というのは実際のデータはシカゴ大学による研究になります。

Dear Abby: Should I Give Advice or Receive It?
Lauren Eskreis-Winkler, Ayelet Fishbach, Angela L. DuckworthFirst Published October 3, 2018

https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0956797618795472

シカゴ大学といえばアメリカのイリノイ州にある超有名な大学。THE世界大学ランキングの2019年で10位にランクイン、総合大学部門で3位など、常に様々な分野でランキング上位になるほどの名門大学です。

ノーベル賞受賞者を87人出している事実もありまして、その研究レベルは世界トップクラスです。

モチベーション研究の第一人者が調査

アイエレット・フィッシュバック博士という方が今回の研究を行っています。本来、目標を達成するには苦労して努力をする必要があり、それに対してアドバイスを求めるのが普通。ただ、現状の調査だと「アドバイスを受けてやる気が出るのか」「アドバイスをするからやる気が出るのか」がよく分かっていなかったわけです。

ということで、今回アイエレット博士が立ち上がって調査に乗り出したと。

4つの実験を元に結論を出した

今回の調査では、1つだけの実験ではなく4つの実験で比較することで、より正確な答えを導き出そうとしたようです。1つ目の実験は「学生の宿題に関するやるき」で、2つ目は「ダイエット」、3つ目は「貯金」、4つ目は「職探し」といった4つの実験。どれもモチベーション維持が大変で、やる気が出ないケースが多いものを厳選しています。

この実験でわかることは↓

  • 分野別で「やる気」の出方に差があるのかどうか
  • アドバイスをする側、アドバイスをされる側どちらが「やる気」が出るのか
  • どういった理由で「やる気」が出やすくなるのか

以上の3つになります。

実際の方法

主に1つ目のデータを紹介します。先程お伝えしたように学生を対象とした実験になります。参加者は318人の学生で、2つのグループに分けて実験を行いました。

その実験とは↓

  1. やる気が出ない下級生に対し、アドバイスの手紙を送る
  2. 教師から、モチベーションアップのアドバイスの手紙をもらう

このようなデザインをしています。グループ1が「アドバイスをする側」で、グループ2が「アドバイスをされる側」ですね。具体的な手紙の内容ですが、論文内では正確にどんな文章を送ったのかは掲載されていませんでした。ざっくりと書かれていた内容は↓

宿題が終わってからやる気が出ない。もっと勉強をしなくてはならないけど、こういう時どうすれば良いですか?

という内容を「アドバイスする側」が受け取り、これに対する返事を「アドバイスされる側」に送りました。

勉強のやる気が出ない時は、常に全力で挑むんだ!これが一番ベストな方法で、改善していくことが重要だよ!

という内容を「アドバイスされる側」が受け取ったと。両グループとも週1回はこのような手紙のやり取りを行って、3週間の間、同じ勉強内容を継続して行いました。

3週間継続したら「やる気」に差が出る結果に

今回の実験の結果ですが、実験1の結論では「主観でやる気が出た」「勉強の進み具合」などを見ていまして、結論は↓

  • アドバイスする側の方が、38%多い勉強量をこなしていた!
  • アドバイスしたらやる気が出たと、殆どの参加者が話した

となりました。かなりの差が数値で出ていますね!

他3つの実験でも同じような結論に

繰り返しになりますが、他の実験は「ダイエット」「貯金」「職探し」の3つになりますが、いずれも研究内容は省きますが、どの実験も「アドバイスを他人に行うほうがやる気が出て、モチベーション維持に最適だった」という結果になりました。

ということは、どの分野でも「アドバイスをすればやる気が上がりやすい」と言えることが分かったんですよ!これは朗報ですねー。

アドバイスをしてやる気が出るメカニズム

この実験を行ったアイエレット博士は次のように話しています。

他人へのアドバイスを考える工程で、人間は脳内で具体的に伝える内容の構成を思い描くため、実行意図が起こる。これによりモチベーションアップが図れる。どちらもやる気を出すには欠かせない要素である。

つまり「目標を達成するには、そこまでのステップを明確にするが、アドバイスをすることで自然と具体化できる」という理由が、やる気が出るメカニズムのようです。一種の心理テクニックですね。

逆にやる気がでなくなることもある

また、研究者のアイエレット博士は次のようにも話しています。

逆に、やる気が低い状態でアドバイスを受けてしまうと、有害になる恐れがある。これは、「アドバイスを受ける行為は能力が低い」という印象を与えてしまい、心理的な傷を残してしまうためだ。

という感じで、逆にやる気が出なくなるケースも出てくるようです。例えば、家族や知人で、やる気がなく落ち込んでいる人に対してアドバイスをしてしまった場合、やる気が更に下がって逆効果になってしまう可能性があるという感じですね。

人間は繊細な生き物。注意が必要です。

結論は「やる気が出ない時は他人へアドバイス」

今回の実験で分かった「やる気の出し方」は、ズバリ「他人へのアドバイスが有効だ」ということ。どんなことでもとりあえず他人にさらっとアドバイスをすることで自分へのモチベーションアップにつなげることができます。

筆者は「ダイエットアドバイザー」という職を営んでいて、自分でもダイエットが10年ほど続いています。ここまでモチベーションが維持できて継続できているのは、まさに「アドバイザー」という職業のおかげかもしれないですね。

ただ、どんな人でも突然何も脈絡も無くアドバイスするのは、その人に嫌われたり引かれたりしてしまうので、なんとか場の空気や話の流れを読んで行いたいものですね。その点を考慮すると実践しにくい方法かもしれません。

補足:他人へアドバイスする時の方法

基本は「友人」「家族」「知り合い」などにアドバイスする方法ですが、身近な人が無理そうなら次のような方法が良いでしょう。

  • ツイッター、インスタグラムなどSNSを利用する
  • Yahoo知恵袋を利用する

この2つですね。手っ取り早くできて実践しやすいです。筆者は最近、Yahoo知恵袋でダイエットに悩みがある方にアドバイスすることが趣味となりつつあります。

そこで思ったのは「会話でアドバイス」するより、「文字でアドバイス」したほうがやる気が上がりやすいことですね。

文字で伝えるには、「相手に伝えやすく」「わかりやすく」「言葉選び」「できるだけ専門用語を使わずに」など、様々なことを考慮しながら、文章を構成する工程をしていますので、今回紹介した実験とかなり似ていますよね。

ということで皆様、Yahoo知恵袋、おすすめです。

やる気を出したいならそこでアドバイスをして、是非モチベーションアップを行ってみてくださいな。

ライター紹介

ライター:白崎 璃緒

美容アドバイザー歴6年のアラフォー女。化粧品検定1級取得、美容記事執筆、監修や美容指導など。趣味はカメラ。ダイエット指導歴2年。