こんにちは、倉田です。
ダイエット中の糖質制限って本当に効果があるんでしょうかね?って話をしていきますが、結論を言うと、そこまで効果があるわけじゃないんですよね。
ということを深堀りしていく記事になりますので、ダイエット中の糖質制限に疑問を持っている方は必見です。
ライター紹介
ライター:倉田 善和
男性向けコスメの企画、開発や男性向け美容アドバイザーとして6年、IT分野の記事執筆、監修も務める。ダイエット指導歴3年。
糖質制限しても、ダイエットにはあまり意味がない話
糖質を増やしても制限しても、ダイエットに関連する項目で影響がほとんどないみたいで、ダイエット中に無理して糖質制限しても意味ないんじゃね?って結果になっています。
実際の研究でも、糖質制限がダイエットに影響なしという結果に
肥満成人91人の対象としたデータになりますが、要はカロリー制限中に糖質の量を変えたらどうなるのか?って実験を行ったわけですね。(※関連)
この実験では、以下の4フェーズで行われ、それぞれ4パターンの食事も与えられています。
- 5週間、体型維持のためのカロリーを摂取
- 12週間、摂取カロリーを33%減らす(このときに4つのパターンで食事をしてもらう)
- 5週間、体型維持のためのカロリー摂取
- 好きな食事をしてもらう、12ヶ月の経過観察
で、フェーズ2のときの食事内容は以下の通り。
- 高GI値、中糖質
糖質54%|脂肪29%|タンパク質16%|GI値80 - 低GI値、中糖質
糖質54%|脂肪31%|タンパク質16%|GI値51 - 高GI値、高糖質
糖質70%|脂肪14%|タンパク質16%|GI値86 - 低GI値、高糖質
糖質68%|脂肪16%|タンパク質15%|GI値59
という感じ。
要は「高GI値と低GI値の食事をしたときに、糖質量によって差が出るのか?」って内容ですね。
ちなみにGI値は「食後の血糖値の指標」のことなので、食後にどこまで血糖値が上がるのかって内容も調査しております。
そして、その結果、ざっくりしたデータとなりますが、糖質制限とダイエットの関係性は以下の通りになるようです。
- 体脂肪の燃えやすさに変化なし
- 糖質を増やしても痩せ方は一緒
- GI値が高くても低くても同じように痩せた
- ダイエットの質に影響なし
- リバウンドの影響も変わらず
という感じになっていまして、糖質制限をしたところでダイエットに影響が出ないことが判明。
いくら糖質制限をしたところで、痩せやすくなるわけでも太りやすくなるわけでもないんですな。
糖質制限は寿命を減らす可能性もあり【どれくらい糖質を摂れば良いのか問題】
糖質制限しても意味がないなら、どれくらい糖質を摂取しても大丈夫なの?って話になりますが、もちろんながら糖質を摂りすぎても駄目なわけですね。
こちらもデータがありまして、15,428人の食生活を25年間調査した観察研究で、食事内容や炭水化物の摂取量を調査して、総死亡率をチェックした内容となっています。(※関連)
以下が調べた内容。
- 食事内容
- 炭水化物の摂取量と総死亡率の相関
そして、それに関しての内容と結論が以下のようになりました。
- 糖質50%前後が死亡率が最も低い
- 糖質が少なすぎる、多すぎても死亡率が上がる
- 50歳くらいの人が50%の糖質を摂取し続けると、低糖質より寿命が4年上昇、高糖質と比べても1年長くなる
という感じになっていますので、糖質を摂取するにも50%を目指せば良いと。制限し過ぎもよくないってことが分かっています。
何事もバランスが大事なわけですね。
話題:104歳になっても、1日3回はドクターペッパーを飲む女性もいる
糖質制限しても過剰摂取しても寿命が縮まるって結果になったわけですが、アメリカにはドクターペッパーという炭酸飲料を毎日3回飲み続けても104歳まで生きている女性がいるということで、以前ニュースで話題になったことがあります。(※関連)
こちらの女性はテキサス州に住むエリザベス・サリヴァンさんという方で、「最高のドクター(医者)はドクターペッパーだ」ということを話しています。
医者はみんなドクターペッパーではなくコーヒーを飲めと言っていたらしいですが、忠告してきた医者の方が先に亡くなって…という若干ブラックジョークのような会話も行っているほど、かなり元気に過ごされているようです。
1日3本のドクターペッパーが長寿の秘訣かと言われたらそれはわからないんですが、無理に制限する必要はないんですな。
まあこれがダイエットに結びつくわけでもないんですけども、面白い話題なので紹介しました…。
結論:無理に糖質制限せず、自然と食欲を減らすようなカロリー制限ダイエットが良い
当サイト(Medical IT Link編集部)では繰り返し言っていますが、ダイエットするならカロリー制限!加えて「自然と食欲を減らす」ということを目標に言っているわけであります。
無理やり食べる量を減らすとストレスが溜まって、そのストレスで暴飲暴食になるって悪循環もありますので、自然と食べる量が減らせたらそれが良いわけです。
その方法として「朝にタンパク質を摂る」とか「プチ断食をする」など様々な方法がありますので、以下の記事もチェックしてみてくださいな。
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また、カロリー制限はやり方を間違えるとリバウンドのリスクが急上昇します。それを回避する手段も以下の記事にあります。