ホエイプロテインについての話ですが、メタボリックシンドロームとの関連性を中心に解説します。
ダイエットには効果的なものの、メタボ対策としてはどうなんだろうと。
上記を深堀りします。
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1.ホエイプロテインはメタボ対策に良いことが判明
実際にデータがありますので、そちらを紹介します。先に結論を言うと、主に改善するのは次の通り。
- 中性脂肪
- ウエストサイズ
- 血糖値
- 血圧
という感じ。
ホエイプロテインとメタボの関係【データ内容】
2000年~2009年までの37件のデータを抽出して調査したメタ分析になります。(※関連)
全てRCTのデータとなりますので、信頼性は抜群でして、そのメタ分析なので「ほぼ確実」と言える内容になっています。
実験デザインは次の通り。
- 参加者の年齢は18歳以上
- 過体重or肥満体である
- ホエイプロテインアイソレート、コンセントレート、エクストラクト、たんぱく加水分解物のどれかを使用
- 最低実験期間は2週間
- 血糖値、血圧、コレステロール、ウエストサイズなどのメタボ指標をチェックしている
上記の通り。最終的に2344人分のデータを元にメタボリックシンドロームについて、ホエイプロテインとの関連性を重点的に調べていることがわかります。
結果:メタボ改善に役立つことが判明
上記データの結論は、次のとおりになります。
- ウエストサイズが改善した(-3.83 ~ -1.69 平均-2.76)
- 空腹時の血糖値が改善した(-1.52 ~ -1.31 平均 -1.42)
- 中性脂肪が改善した(-22.49 ~ -15.30 平均 -18.19)
- 最高血圧が改善した(-9.39 ~ -6.13 平均 -7.46)
- 最低血圧が改善した(-6.69 ~ -4.67 平均 -5.68)
という感じでした。
個人差もありましたが、全体的にホエイプロテインはメタボ改善に大きく役立つことが、これで判明したわけですね。
ホエイプロテインは個人差があるかも
データによっては「ホエイプロテインは駄目!」みたいに言われる内容もあります。
これらは研究デザインがそこまで良くないので紹介しませんが、やはり個人差があるということでしょうか。
ただ、必要なタンパク質を摂るのは重要ですので、毎日飲むのは有意なことであると思います。
補足:飲む量に関してはバラバラで定まっていない
データをいくつも比較しましたが、ホエイプロテインがメタボ改善に役立つ「量」というのがハッキリ分かっていません。
ですので、「これくらい飲みましょう!」という目安を出しづらいんですよね。
今のところ、「1回20g~30gくらいのホエイプロテインが良いのでは?」という説が濃厚で、期間は12週間ほど試してみて様子を見るのが良さそう。(※関連)
…
ということで、ホエイプロテインはメタボに役立ちます。加えて、1回20g~30gくらい摂取できるホエイプロテインが望ましいので、これらを踏まえた上で「おすすめのホエイプロテイン」を紹介していきます。
2.おすすめのホエイプロテインを紹介する
コスパ重視、タンパク質含有量重視のものなどをチョイスしました。
コスパ重視で最高の安全性である1つ
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当サイト(Medical IT Link編集部)では何度も紹介しているプロテインですが、1回辺り23gほどのタンパク質が含有していまして、3kgで約6,000円という最強のコスパです。
日本製でアンチドーピングのマークも付いております。アスリートの方も愛用しているらしいですね。
味も豊富なのでAmazon等で検索してみてくださいな。
タンパク質含有量が良い1つ
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こちらのホエイプロテインは100gあたり約90gのタンパク質を含有していまして、アミノ酸スコアも良い一品となっています。
ただ、以前より品質が落ちたという声もあり、どうなんだろう…という感じです。個人的にはオススメなんですが。
…
以上2つです。
あとは海外製のものがコスパが良いことが多いんですが、なにせ人工甘味料が大量に入っているので「日本人にとって甘すぎる」というレビューがかなり多いので、今回は日本製のものを紹介しました。
イチオシは「エクスプロージョン プロテイン」で、甘いのが嫌という人はプレーンもあるので、万人受けするかと思います。
3.まとめ
以上、ホエイプロテインとメタボリックシンドロームとの関連性でした。
ホエイプロテインはメタボ改善に役立つということ、タンパク質が1回あたり20g~30g含有したものが良いということがわかりました。
特に年齢を重ねてくると(40代くらいから)タンパク質の必要量は上がっていきます。目安量としては「1kg辺り1.6gのタンパク質」という感じなので、食事から摂取しきれないときはホエイプロテインにお世話になってくださいな。