こんにちは、倉田です。
ダイエットするなら食事制限と運動は欠かさずやるのが大切ですが、そうと分かっていても運動を習慣化するのはしんどいです。脳の仕組みでそうなっているのでしょうがないことであります。
そんな中でも、運動を習慣化する方法として最適なのはどれ?という実験もあったりするので、今回はそれを紹介しながら、運動を習慣化する方法を解説します。
[st-kaiwa6]ライター:倉田 善和
男性向けコスメの企画、開発や男性向け美容アドバイザーとして6年、IT分野の記事執筆、監修も務める。ダイエット指導歴3年。[/st-kaiwa6]
ちなみに脳が「運動を嫌がる」ようにできているのは、人類が獲物を狩るために体が進化したせい。これは進化生物学の博士が言ってることです。(※関連)
昔人間が狩猟生活をしていたので、狩り以外で体を動かすのは無意味だし、食料がギリギリだとできるだけ体力を温存するのが「生存本能」としてあったわけです。
なので、ダイエットであれ健康目的であれ、僕らが運動を嫌うのは人間の仕組みが原因であって、意志の弱さや性格が要因ではないと。
運動するのが嫌!と思ってる自分を嫌がっている人は、自分自身が原因ではないので安心して下さい。
ということで、以下から本題です。
【科学的根拠あり】運動を習慣化する方法について解説します
ズバリ、運動仲間を作る方法です。
一緒に運動する仲間がいることで運動すること自体が長続きするようになるので、ジムに通う予定がある人も仲間を作っておけば良いかと。
人間は社会的な生き物なので、どんなことでも「仲間を作ると長続きする」というのは共通のことだったりします。
実際のデータ
ウエストチェスター大学の実験になりますが、参加者は181人の男女で、ジムに通うのを習慣化したいと考えているけど週1回のペースになってしまい、なかなか続けるのが大変だと思っている人だけを集めたみたいです。(※関連)
この参加者をつかって、エクササイズを習慣にする最強の方法を探したわけですね。
以下の3パターンに分けて行われています。
- お金を利用する
…1回30分のエクササイズを週3回やれば、80ドルのAmazonギフト券が貰える…など - 他人と競争させる
…ジムに通っている途中で、他の人が目標を達成したよと伝える…など - ジム仲間を作らせる
…適当に参加者でペアを組んでもらって、ジムに通わせる
これら3つのパターンは物事を習慣化させるには基本的なテクニックと呼ばれており、それぞれ「自分へのご褒美」「競争心」「社会関係」の3つです。
運動に関してはこの3つのうちどれが一番効果的かをチェックしたものになります。
結果、仲間を作るとジムに通う回数が3倍以上に増加した
上記実験データの結果は以下の通りになりました。
- お金で自分へのご褒美を作ったパターンは、以前と比較するとジムに通う回数が2倍になった。
- 他人と競争していたパターンは、以前と比較するとジムに通う回数が2倍になった
- ジム仲間を作って通っていたパターンは、以前よりジムに通う回数が3倍になった
つまり、「自分へのご褒美」「競争心」「社会関係」の3つのケースであれば、運動を習慣化する方法としては「社会関係の利用」が一番良い結果になっているわけです。
基本的にどんなテクニックでも習慣化させる効果は期待できるものの、仲間を作ってしまったほうが効果的だと。
僕の体験談としては、僕の場合は嫁さんと一緒にジムへ通い始めたのがキッカケで、そろそろ3年目に突入するわけですが、週2回は必ず通うようにしていますし、実際続いております。(ジムに行かなかったら怖いし)
まあ嫁さんじゃなくても友人とか、ジムで知り合った人とかでも良いんで、人間関係を利用してジムに通うのを続けるって方法はかなり有効だと思います。
補足:どの方法でも1ヶ月で元に戻る結果に
上記で紹介した実験データでは、実験が終了してから数週間ほど、参加者がどのようになったのか(ジムに通っているかなど)を再度チェックした結果も掲載されていましたが、以下のようになっています。
- すべてのグループは、ジムに通う回数が実験前より多くなった
- 実験終了後、4週間で以前と同じようにジムに通わなくなってしまった
という感じで、ジムに通う回数は一時的に上昇したんですが、どのパターンで実験したとしてもそれらが継続しなくては意味が無かったわけで、約1ヶ月で元に戻る結果となっています。
仲間を作るとしても関係性も維持する必要が出てくるわけです。
まとめ:運動を習慣化する方法で最適なのは「人間関係の利用」
ということで、ジムに通うこと、もとい「運動を習慣化する方法」は「仲間を作る」方法が一番最適で、常にその仲間との関係を維持する必要があるってことですね。
また、今回紹介した実験に基づいて、以下のことが言えます。
- お金やもので自分へのご褒美を作っても、効果はあまり望めない
…食べ物系のご褒美はダイエット時にむしろ逆効果なのでやめるべき - 運動仲間を作ってしまうのがベスト、ジムに通ってから仲間を作るのもあり
- 仲間がいない場合は、他人と競えるような仕組みを作る、または用意すると良い
こんな感じ。
自分へのご褒美が食べ物系だとヤバいというのはなんとなく分かるかと思いますが、そのあたりの話を深堀りしているのは以下の記事なので、時間があればチェックしてみてね。
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ということで、運動を習慣化する方法なら「仲間を作る」方法が最適解!
運動だけじゃなくて、勉強とかも習慣化したいなら仲間を作ってしまったほうがよさそうですね。