青汁の一般的な原料として「ケール」が含有していますが、どんな効果があるのかを解説していきます。
ケールが使われた青汁を検討している方、効果を知りたい方は必見です。
そもそもケールって何?何故「青汁」に使われるか
ざっくり言えば「葉物野菜」で、和名は緑葉甘藍(リョクヨウカンラン)とか羽衣甘藍(ハゴロモカンラン)とも言われます。
ケールの詳細
詳細を箇条書きで説明すると次の通り。
- アブラナ科の野菜
- 地中海沿岸が原産
- キャベツが原産のヤセイカンランに近い
- 食物繊維、カルシウム、ビタミンが他の葉物野菜と比較すると豊富
- 静岡で開発されたプチヴェールもケールとキャベツのハーフ
という感じですね。
最後の項目は蛇足かもしれませんが、一応紹介しました。
青汁にケールが使われている理由
店舗に販売している青汁、通販限定の青汁も同じように「ケール」が使われていることが多いですが、理由は単純で、「栄養価が高く大量に収穫できるケールは苦味が強いため」です。
つまり味が悪いので食べにくいので、ドリンクとして摂りやすくしたという理由が主です。
個人的な感想を述べると、食感はホウレン草みたいに柔らかいし、苦味も比較的少なく食べやすいかなと思っていますが、野菜が嫌いな人は珍しくありませんので…。
野菜が苦手で食べるのも嫌!という人でも葉物野菜を摂る方法として、「ドリンクにすれば摂りやすいかも?」ということで青汁に使われるようになっています。
青汁に含まれる「ケール」の効果を解説します
全部で4つあります。次の通り。
- 老化の防止
- 脳機能の低下を防止
- メンタルの改善
- 睡眠の質を向上させる
以上の4つです。
主に「抗酸化作用」が理由としての効果になりますが、他にもメンタルや睡眠の質にも影響してきます。
科学的なデータから見ても、ケールは栄養価が高く非常に優秀です。
強い抗酸化作用が脳や体の老化を予防する
ケールの魅力でもありますが、「抗酸化作用」が比較的強い野菜でして、その名前の通り「酸化を防止する効果」が非常に高い野菜なんですね。
科学データもいくつかあります。
ケールに関するデータ
箇条書きにて簡単に説明します。
- 2015年:ラッシュ大学の実験にて、954人の参加者(平均年齢81歳)の食生活と認知機能を5年間調査、「一部の緑黄色野菜」を食べる量が多い参加者は、野菜不足の人に比べると11歳も認知機能が高いことが判明(※関連)
- 2017年:イリノイ大学の研究にて、25~45歳の男女60人の参加者に、ケールに含まれる「ルテイン」レベルを計測、脳活動の計測を行ったところ、ルテインレベルが高い中高年の「脳の働き」は、ルテインレベルが低い若者の「脳の働き」と変わらなかったことが判明(※関連)
という感じ。
1つ目の実験の「一部の緑黄色野菜」については次の野菜となっています。
- ケール
- ホウレン草
- ニンジン
- アスパラガス
- 芽キャベツ
…etc
という感じで、主に「ビタミンK」や「βカロチン」「ルテイン」が豊富に含有、またはどれかが入っていることがポイントとなっており、大体300gくらいを目安に摂ると良いとのこと。
中でも「ケールは」一番栄養が豊富に配合されているということで、研究者も推奨していました。
データに対して判明したこと
先程紹介した2つのデータから何が分かったのかを解説すると、次のようになります。
- ケールやホウレン草といった緑黄色野菜は、脳の認知機能の「老化を防止する」効果が期待できる
- たくさん食べるほど、老化防止の効果が高くなる傾向にあり(ただし食べ過ぎはNG)
- ケールにも含まれる「ルテイン」が脳機能に大きく貢献している可能性が高い
- ルテインが豊富なケールは超優秀
という感じ。
緑黄色野菜は抗酸化作用が強いということが科学的に証明されたということでもありますね。中でもケールはルテインが豊富なので良いと。
ケールに含まれるメラトニンが、睡眠の質を改善する
メラトニンというのは、動物や植物などに存在するホルモンのことで、主に「体内時計の調節の役割があるホルモン」です。
これがケールには配合されているわけです。
科学的にもかなり研究されているホルモンでして、様々な効果が期待できると言われています。
メラトニンの効果について
以下のような効果が期待できます。
- 睡眠の質が改善
- ダイエット効果
- 抗酸化作用
- 美肌になるかも?
- 育毛に効果的かも?
という感じ。
下2つは可能性としてデータが存在するくらいなので、あまり「効果的だ」と断言はできませんが、一応効果のラインナップとして入れました。
実際のデータ
箇条書きにていくつか紹介します。
- メラトニンは代謝アップ、酸化ダメージの抑制、食欲をへらすホルモンを増やすなどの効果があるため、ダイエット効果が期待できそう(※関連)
- 2004年:SOD、グルタチオンなどの抗酸化能力が強い酵素を増やす作用があり、活性酵素を取り除く役割があることが判明(※関連)
- 2012年:AGAに悩む男女30人に90日間ほどメラトニンが含有したクリームを塗ってもらったら、抜け毛が減った(※関連)
という感じ。
メラトニンは体内時計を調節するホルモンですので、決まった時間に寝られるようになるというのはもちろん、ダイエットや抗酸化作用、加えて育毛や美肌などの効果もあると。
補足:メラトニンの効果を求めるならサプリが良い
ケールとは話がそれますので補足になりますが、メラトニンの効果を求めるなら、実はサプリで飲んだほうが効率が良いです。
理由は2つで、「コスパが良い」「摂りやすい」というメリットがあるからですね。
例えばiHerbでメラトニンを探すと1mgのものから販売されていますが、大体1000円も行きません。以下に詳細リンクを貼っておきます。
LifeExtension メラトニン 1mg 60粒
iHerb
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ということで、メラトニンの効果(睡眠の質改善)だけを求めるならメラトニンサプリがオススメです。
まとめ:ケールは優秀なので積極的に摂ろう
以上、ケールが青汁に使われる理由と、ケールの効果について解説してきました。
もう一度おさらいということで、以下にまとめます。
- ケールは野菜嫌いな人からすれば、苦くて食べにくいので、青汁が誕生した
- ケールは栄養価が高い、青汁にすると効率よく栄養が摂取できるメリットが大きい
- ケールの効果は4つで、主に「抗酸化作用」が働く
- 他の野菜と比較すると抗酸化作用が強い「ルテイン」が豊富
- 食べ過ぎは良くないけど、毎日摂りたい
という感じ。
ケールを毎日食べるのは抵抗があるという場合は、青汁が非常に有効ですので、日々の健康維持のため、市販の青汁を検討してみてくださいな。
オススメの青汁をチェックしたいという方は以下の記事も御覧くださいませ。
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