
こんにちは、倉田です。
ストレスが原因で過食になってしまうケースって珍しくないと思うんですが、そんな人たちにありがちな特徴があるということが、最近の研究で明らかになっています。非常に興味深い。
ということで、上記を深堀りする記事内容です。
ダイエットに失敗する例として「ストレスでドカ食い」ってケースが多々あるんですが、ちょっとしたことで食べすぎてしまうのは防いでおきたいところ。
対策法も合わせて解説しますので、ダイエットの参考に是非お読みくださいませー。
[st-kaiwa6]ライター:倉田 善和
男性向けコスメの企画、開発や男性向け美容アドバイザーとして6年、IT分野の記事執筆、監修も務める。ダイエット指導歴3年。[/st-kaiwa6]
ストレスで過食になる人の特徴は「不安になりやすい人」だった説
ということで、ストレスで過食になる人は「不安感を持ちやすい人」に多かったわけですね。
19,470人のデータを分析して判明した事実
これはマギル大学などカナダにある研究機関にて行われたメタ分析による内容で、70件の研究データおよび19,470人分のデータを分析して結論出した内容です。(※関連)
結果、以下のようなことが判明したとのこと。
- 高い不安感(r = 0.266)や不安感(r = 0.271)、恐怖(r = 0.184)は、不健康な摂食行動に関連していた
- 摂食行動の種類は、いわば「過食」や「不健康食」
- 不安型の人は、BMIも高い傾向にあり
という感じになっていました。
要は「不安になりやすい人は過食になりやすい」という「不安型」な人はストレスで食べ過ぎちゃうかも?ってことが、今回のメタ分析で明らかになったわけです。
「間違いなく影響が出る」ってレベルの話ですね。
ちなみにデータの信憑性はかなり高いので、不安型の性格な人はストレスで過食になる!というのはほぼ間違いないようです。
不安型の性格にありがちな特徴
じゃあ不安型ってどんな性格の人なの?ということですが、以下の特徴があります。
- ネガティブ要素に気が付きやすい人
…人の機嫌を伺う、物事に対し「失敗しそう」と考える など - ネガティブな感情をコントロールするのが苦手
…不安で飲み込まれやすい、無気力になりやすい など - ネガティブな感情を持つ親にしつけされた
…恥や罪悪感でしつけされて、オトナになっても不安いっぱいになりやすい など
といった人たちが「不安型」という性格になるようで、つまりストレスにめっぽう弱いって人がこれに当てはまります。
ストレスに弱いので、一時的に気分を改善しようとして、一番手を出しやすい「食品」を摂り入れるって行為に繋がりやすくなるということ。これがストレスによる過食の原因。
実際に「ストレスで脂肪が付いてしまう」ってデータもあるくらいなので、不安型の人は気をつける必要がありますね。(※関連)
じゃあ不安型の人はどう対処すればいいの?という話ですが、先程のデータで対策法が掲載されていましたので、次の項目でご紹介します。
ストレスをコントロールするための方法2つ【過食を抑える方法】
以下の2つです。
- エモーショナルレギュレーション
- セキュリティプライミング
イマイチぱっとしないと思うので、詳しく解説をしますね。
方法その①:エモーショナルレギュレーション
いわゆる、ストレス解消の手法を使ってネガティブ感情を切り替える方法になります。
リアプレイザルという名前の方法が一番良いと言われていて、「怒りの原因」に対する考え方を変えるという手法です。
以下のような方法がリアプレイザルです。
- 怒っている人がいたら「何か悪いことがあったのだろう」と言い聞かせる、想像する
- ネガティブ体験を別視点から見る
- 環境を変えようとするのではなく、受け入れる
- ネカティブ感情を感じたら、0~100の間で採点する(数字で採点することで感情と向き合うことができ、一歩引いて考えられる)
みたいな感じですね。
上記のようなことを行ってみると上手くストレスをコントロール出来ます。
あと、エモーショナルレギュレーションには、数字クイズのような認知機能を使う作業をすること方法もありますが、これでネガティブ感情から気をそらすことが出来ることも分かっています。
過去には「テトリスで記憶のフラッシュバックが減る」というデータもありまして、嫌なことがあったらテトリスをやれ!って結論に至っています(笑)(※関連)
なので、過食しそうになったら是非テトリスで遊んでみてください。
方法その②:セキュリティプライミング
ざっくり言えば「言い聞かせ」で、自分がネガティブな感情に対処できているような”フリ”をすることを言います。
「自分はネガティブなことに対処できているんだ」「自分はストレス処理をする能力が高いんだ」といったフリをするだけで自分のメンタリティが変わって、実際にストレスを処理する能力もアップしていくわけですね。
これは、ストレスを感じていることによって、他人との関わりや応対が変わってしまうということが、凄く危険なことだからこそ言えることです。
自分がストレスを感じているときって、誰かに怒りをぶつけてしまいがち…。
愚痴とか言ったり、八つ当たりしちゃったり…。
あなたは経験ありませんか?
辛くなったときこそ他人に親切にしたり、関わってあげたりすると、他人との関係性が良くなって、結果として自分のメンタリティが向上して、ストレスを上手くコントロールすることが出来るということですね。
結論:上手くストレスをコントロールして過食を防ごう!
最後はもう「過食」に関する話では無くなってしまいましたが、自分は不安型だって自覚があるなら、とにかくネガティブな出来事や感情に対する対処法を、コツコツと変えていくことしていきましょう!
即効性な手法はあまりありませんが、毎日の積み上げで あなた は向上することができます!
ということで、どんなことをやれば良いのかということをを含めて今回の記事を簡単にまとめてみましょう。
- 不安型の人は過食になりやすい(データも有り)
- 怒りの原因に対する考え方を改める(受け入れたり見る視点を変えたり)
- 認知機能を使う作業をすると、ネガティブ感情から気を反らせやすい(数字クイズとかテトリスがオススメ!)
- 自分がネガティブな感情に対処できてるフリをする
これらを行うだけでネガティブ感情をコントロールでき、不安型から開放されて、ストレスから過食することは少なくなるでしょう!
是非実践してみてくださいな。