
こんちには倉田です。
よく当サイト(Medical IT Link編集部)に投稿される質問に「痩せない原因ってなんですか?」という内容が届きます。
気になって話を聞いてみたら、それって単純に「全然食べてないからじゃない?」というケースが多いんですよね。
ということで、痩せない原因って食べなさすぎだからだよね?っていうことを今回は解説していきます。
[st-kaiwa6]ライター:倉田 善和
男性向けコスメの企画、開発や男性向け美容アドバイザーとして6年、IT分野の記事執筆、監修も務める。ダイエット指導歴3年。[/st-kaiwa6]
痩せない原因は「食べてないこと」にあった件
単純に食べる量を極端に減らす行為、つまり「カロリー制限」をしていると、確かに体重は減りますが、そのうちパタリと痩せなくなるんですよね…。
これを「カロリー制限の闇」と僕は言ってます。
カロリー制限の闇は全部で4つ
以下のとおりです。
- 基礎代謝の低下(体重が減らなくなる)
- 血糖値の変動が激しくなる
- 不眠、便秘、冷え性などの体調悪化
- 性格の変化、セルフコントロール能力の低下
上記のように、基礎代謝が下がって痩せにくい体になる他、体調が悪化したりとデメリットのほうが大きくなることがあります。
カロリー制限によるダイエットは、実はこんなにも闇があると。
体重が全く落ちなくなる可能性が大
特に「辛いカロリー制限(1日1000Kcalの制限)」をしていて、毎日運動などをこなしている人になりやすい最悪の状態なのですが、どんなにカロリーを抑えても体重が全く減らなくなります。
理由は「甲状腺ホルモンの働きが低下する」ことにあります。
どういうホルモンかと言うと、簡単に説明すると「脂肪燃焼をコントロールしているホルモン」で、このホルモンが多いか少ないかで、脂肪が減ったり増えたりしています。
具体的な内容は以下の記事に書いてありますが、つまりカロリー制限で基礎代謝が低下していき、体が「慣れ」を起こしますので、「カロリー制限している”カロリーだけ”で維持できる体になる」というのが、体重減少を妨げる大きな要因になるんですね。
[st-card id=682 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
また、カロリー制限が体にとってストレスとなり、コルチゾールというホルモンが増えます。つまり「ストレスホルモン」が増加していきますので、以下の要因が出てきます。
- レプチン抵抗性の悪化
- インスリン抵抗性の悪化
という、中々に難しい話になってきますが、要は2つとも「脂肪の維持を働きかける」ため、一旦この状態になると、どんなにカロリー制限しても痩せません。
血糖値の変動が激しくなり、悪影響が様々出る
理由は、慢性的なカロリー不足による低血糖なんですが、栄養が足りない状態が続いて、その状態で体を動かしてしまうと、簡単に低血糖状態になってしまうんですね。
すると以下の悪影響が出てきます。
- 多汗
- めまい
- 不安感
- 体の震え
- 激しい空腹
様々な健康的被害が出てくる中、ダイエッターを苦しめるのが「激しい空腹」が起きるという点ですね。
もちろん健康的にも駄目なので、慢性的なカロリー不足は絶対に避ける必要がありますね。
過度なカロリー制限が体調悪化に
カロリー不足で冷え性、不眠、便秘といった体調の悪化につながることもあります。
例えば冷え性の場合は、カロリー制限による甲状腺ホルモンの低下、インスリン量の低下で起きる症状で、体内に熱を作り出せなくなってしまうんですね。
便秘も、甲状腺ホルモンが低下することでT3ホルモンが減少、腸の活動が妨げられて慢性的な便秘にも繋がります。
不眠に関しても、カロリー制限で結果的にアドレナリンが分泌され作用するので、全身が興奮状態になり眠れなくなるなど…。
もう数え切れないほどの症状が出てきます。
どれも過度なカロリー制限に起こる出来事ではありますが、カロリー制限をしているだけで、ここまで紹介してきたような「リスク」を背負っていることを是非自覚してください。
結論:過度なカロリー制限は痩せないどころか、命の危険もある
大げさに言ってますが、カロリー制限で様々な症状が出ますので、命の危険にも繋がることはあります。
あくまで「過度なカロリー制限」で起こる症状ではありますが、知識がない人が適当にカロリー制限をすると、簡単に痩せなくなる体を作り上げることに繋がるので、正しい知識を持ってから、カロリー制限によるダイエットは行ってください。
ということで、ここまでカロリー制限は否定的に話をしていますが、適度に正しく行う分には、体脂肪を効率的に落として行くことができるので、個人的にはカロリー制限によるダイエットはオススメしています。
ということで、ダイエットに効果的なカロリー制限について次の項目から説明していきます。
効率よく健康的にダイエットする方法は「プチ断食」
当サイト(Medical IT Link編集部)をよく読んでいる方ならおなじみですが、プチ断食が効率よく体脂肪を減らしてダイエットができる方法です。
別途、軽い筋トレは必要になるものの、これだけやってれば半年で十分体重を落とすことができます。
行う断食は「IPF」「リーンゲインズ」の2つどちらかでOK
詳しい内容は以下の記事で説明していますので、具体的な内容は省きます。
関連:【ダイエット】体脂肪を落とす効率良い方法は「断食」です【詳しく解説】
簡単に解説すると以下の通り。
- IPF
…週3日だけ、1日に必要なカロリーを3割~4割削減して食事、体重1kgに対しタンパク質1gを摂取する - リーンゲインズ
…短時間の断食を取り入れる手法
上記のように、断食と言いながらかなりゆる~い断食内容となっています。
でもこれがかなり効果的で、IPFに至っては実験での結果は「6週間で体脂肪が15.1%減少(詳細はこちら)」という驚きの結果になっていますから、ダイエットに関して言えば非常に有効な手段です。
しかも筋肉量はほとんど減らず、運動能力のパフォーマンスまで向上しているというおまけ付き。
断食なら時間がなくてもできるし、余計なカロリー計算も不要になるので、是非ダイエッターの方には取り入れてもらいたいダイエット法の1つであります。
問題が起きないレベルの「最低カロリー量」
自分にあった計算を行う必要がありますので、下記の通りに行ってください。
- 以下のリンクから適正体重を計算
- 適正体重×22を計算
- 上の答えが「1日に必要な最低カロリー」
[st-card id=368 label=”” name=”” bgcolor=”” color=”” readmore=”on”]
上記のリンク先で計算をするんですが、身長だけで求められます。
例えば僕は身長180cmなので、数値を入れると適正体重は71.28 kgと表示されます。
ここに22をかけるので、答えは1568.16Kcal、僕にとっての1日に必要な最低カロリーとなります。
かなり大雑把な感じはありますが、1つの目安にはなりますので、この数値を下回るとホルモンバランスが崩れるので危険だよ?ということは是非覚えておいてください。
…
最後になりますが、食べ過ぎ、食べなさすぎは同じくらい体に悪影響を及ぼしますので、是非毎日のダイエットに上記の断食を取り入れながら行ってみてはいかがでしょうか。
ダイエットサプリなんかも有効な手段になりますので、是非チェックしてみてください。