
こんちには、白崎です。
今回は、「スキンケアの正しい順番」について解説を行います。
といっても、今回の記事の内容を正確に言うなら「化粧水」と「クリーム」に関する解説です。
要は、「どのような順番でスキンケアを行ったほうが肌には良いの?」という疑問にお答えするための内容になりますので、スキンケアの順番を知りたい方、良いケア方法を知りたい方は必見です。
ライター紹介
ライター:白崎 璃緒
美容アドバイザー歴6年のアラフォー女。化粧品検定1級取得、美容記事執筆、監修や美容指導など。趣味はカメラ。ダイエット指導歴2年。
スキンケアの正しい順番について解説します【主に化粧水とクリーム】
結論を言ってしまうと、「クリームだけ塗ってれば良い」ということになります。
もはやスキンケアの順番とかどうでも良くなってます(笑)
実際の実験データに基づいた結論です
クリームだけ塗れば良いってことは、私の考えでは無く、実際に行われた実験データに基づいた結論になるので、ちゃんとした科学的根拠がある内容です。
その実験データについて紹介しますが、要は「保湿クリームと化粧水はどのような順番で塗るべきか、また、それぞれを単体で使用したときの効果について調査した」ってことですね。(※関連)
実験場所はペン州立大学で、参加者は20人の女性、以下の3つを使用して「肌の保湿」に効果があるのかを調査したものです。
- クリーム(シアバター、プリンセピアオイルが主成分)
- 化粧水(水、ペンチレングリコールなどを使用)
- ミネラルウォータースプレー
どれも一般的な化粧品です。
ただ、どの化粧品も特定の物を使用しているようです。
そして、全員を2つの肌質に分けて、室温22度、湿度50%に調節した部屋で以下の項目を実行しています。
ちなみに肌質は「乾燥肌」と「乾燥肌じゃない」の2つなんですが、どのような基準で分けているかは不明。
- 化粧水のみを2時間毎に使用
- クリーム→化粧水の順番で使用
- 化粧水→クリームの順番で使用
- 化粧水だけ1回使う
- クリームだけ1回使う
- クリーム→ミネラルウォータースプレーを2時間毎に使用
- クリーム→化粧水を2時間毎に使用
- 何もしない
その後、保湿レベルを2時間おきに調査して、どの組み合わせが一番最高なのかをチェックした…という実験データになります。
ということで以下、結果になります。
- クリームのみ、クリーム→化粧水、化粧水→クリームは、どれも同じ保湿効果、同じ持続効果があった
- 化粧水のみの場合、保湿度は上がらない
- 化粧水を2時間毎に使用すれば、肌水分量は上昇するが、8時間後にはクリームのみより水分量は低下する
- クリーム→ミネラルウォータースプレーの場合は、肌水分量が低下する
重要なのは一番上ですね。
クリームだけ塗った場合、クリーム→化粧水、化粧水→クリームとどんな順番にしたところで保湿効果は変わらず、どれも同じように水分量が低下したという結果になっています。
加えて、化粧水のみは意味がなく、重ね塗りしても水分量はクリームよりも低下する…ということで以下のことが言えます。
- 化粧水とクリームの順番は、どうでもいい
- むしろクリームだけで良い
ということが判明してしまったわけです。
今までのスキンケアの常識を覆すような結果になっていますね。
具体的な数値で紹介すると、化粧水のみは肌水分量が20%上昇、クリームのみは80%上昇となっていて、クリームに関しては8時間経過しても50%くらいのラインをキープしていたんだとか。
これを見ると、化粧水要らない…ってなりますが、上記の実験は特定の化粧水のみしか使用してないので、他の製品だったらどうなるの?という疑問は出てきます。
まあ美容成分は「ほとんど浸透しない」って事実がありますので、個人的にはクリームだけで良いと思っています。
美容液やパックに関しても「意味がない」
美容液やパックも、言ってしまえば化粧水と全く同じ分類のコスメなので、使っても意味ないかも?というのが個人的な考察。
パックは化粧水を染み込ませたものだし、美容液は化粧水に美容成分を複数配合しただけのものですからね。
なので美容液やパックは「効果がある」かもしれませんが、先程言ったように美容成分はほとんど浸透しませんし、クリーム塗れば肌の保湿は十分行えるので、美容液やパックとか使う意味はないよね?ってことになります…。
米国皮膚科学会も「保湿剤」と「日焼け止め」だけあれば良いと言っていた
上記に関しては別の記事で詳しく書いていますので、ここでは割愛しますが、要は「保湿剤」と「日焼け止め」あればスキンケアは十分だし、それ以上何もしなくていいとまで言っています。(※関連)
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保湿剤というのは、ニベアとかワセリンとかのクリームですね。
これと紫外線対策に日焼け止めがあれば十分で、後は肌のターンオーバーがなんとかしてくれますよと、米国皮膚科学会(AAD)は言っています。
結論:スキンケアの正しい順番は「ワセリン」を塗るのみ
ワセリン塗りましょう!
これこそがスキンケアの正しい順番と言えるので、是非コスパ最強で科学的に効果も認められたワセリンを塗ってみてください。
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また、保湿剤であれば基本的にどれでも良いので、ニベアとか、植物性のオイルでも油の膜が付けられるので保湿剤の役割があります。
私は髪や顔、体などにも塗れるものがほしいと思って、ココナッツオイルを毎日塗りまくっています。
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是非試してみてくださいな。
補足:肌トラブルの対処を的確にするなら他の手段も必要
特にニキビとかシワとかですね。
- シワの対策にはレチノール
- ニキビはティーツリーオイル
- 外的ケアだけでなく、内的ケアも必要
- プロバイオティクスが内的ケアに最適
外的にケアを行うならレチノールがオススメで、こちらも科学的な根拠がしっかりとある成分です。が、副作用が結構あるので扱いにはご注意ください。
また、肌トラブルの対処には内部的ケアも必要になります。具体的に言うと「腸内フローラを改善すること」が重要ということです。
これに関しては「プロバイオティクス」が良さそうというのが個人的な結論になっています。
…みたいなことをまとめた記事がありますので、興味がある方は以下の3つをチェックしてみてくださいな。
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関連:【断言】肌荒れを治すには「コスメ」より「プロバイオティクス」がオススメ
ということで、今回は以上になります。
色々と美容界を騒がせそうな実験データもありますが、当サイト(Medical IT Link編集部)では今後も科学的根拠のある事実のみのデータを紹介しながら、美容やダイエットなどの知識を解説してまいります…。